「先輩に聞きたいけど、忙しそうで話しかけられない……」
「公式ドキュメントを読んでも、日本語の意味がわからない……」
新人エンジニアあるあるですよね。私も当初、これで毎日消耗していました。
わからない単語をググり、検索結果の上から順に読み、結局わからずに1時間が過ぎる。
この時間は、ハッキリ言って「無駄」です。
今の私には、24時間365日、文句も言わずに教えてくれる「最強の家庭教師」がいます。
そう、ChatGPTをはじめとする、生成AIです。
今回は、私がAWSやPythonの学習で実際に使っている、「理解度を爆上げする3つの魔法のプロンプト」をコピペOKで公開します。
1. 専門用語を小学生レベルにする「EL5プロンプト」
海外の掲示板Redditで有名な「Explain Like I’m 5(5歳児のように説明して)」という手法です。
例えばDockerなどを勉強し始めると、「仮想化」と「コンテナ」などのわからない用語が出てきてつまづきますよね。そんな時はこう聞きます。
📌 コピペ用プロンプト:
# 役割
あなたはIT専門のエンジニアであり、同時に「小学校の先生」です。
# 命令
以下の【専門用語】について、小学生でもわかるように説明してください。
説明の際は、専門用語を使わず「身近な例え話(家、料理、学校など)」に置き換えてください。
# 専門用語
仮想化(VM)とコンテナ
▼実際に返ってきた回答(抜粋)がこちら:
【マンションとカプセルホテル】で例えます。
- 仮想化(VM):マンションの一室
それぞれの部屋に「キッチン・お風呂・トイレ(OS)」が全部ついています。住み心地はいいけど、建物全体が重くなるし、作るのに時間がかかります。- コンテナ:カプセルホテル
キッチンやトイレは「共用(OSカーネルの共有)」です。自分のスペースには布団(アプリ)しかありません。だからめちゃくちゃ軽くて、一瞬で部屋を用意できます。
どうですか?「カーネルを共有するから軽い」という技術的な本質が、Markdownで明確に指示することでブレずに返ってきます。
2. どっちを使うべき?「VSプロンプト」
AWS SAAの勉強中、「ブロックストレージ? オブジェクトストレージ? どっちもデータ保存でしょ?」と混乱した時に使ったプロンプトです。
迷ったら「表」で比較させるのが鉄則です。
📌 コピペ用プロンプト:
# 命令
以下の【用語A】と【用語B】の違いを整理してください。
# 出力形式
Markdownの「比較表」で出力してください。
カラムは以下のようにしてください。
| 項目 | 用語A | 用語B | 違いのポイント |
# 比較対象
用語A:ブロックストレージ(EBS)
用語B:オブジェクトストレージ(S3)
用語C:ファイルストレージ(EFS)
# 追加要望
最後に、AWSの実務でどう使い分けるか、一言で判断基準を教えてください。
▼生成AIの出力(抜粋):
| 項目 | ブロック (EBS) | オブジェクト (S3) | ファイル (EFS) |
|---|---|---|---|
| 例え | PCの内蔵HDD | Web上の巨大バケツ | 共有フォルダ(NAS) |
| 速度 | 超高速 (低遅延) | 中速 | 中〜高速 |
Markdownで出力形式を指定すると、AIは綺麗な表を確実に作ってくれます。
3. 本当に理解した?「ソクラテス式テスト」
これが一番強力です。
「わかったつもり」を防ぐために、AIから人間に逆質問させます。今回はAWS SAAで頻出の「S3ストレージクラス」について出題してもらいました。
📌 コピペ用プロンプト:
# 役割
あなたは鬼教官です。
# 目的
私の理解度を確認するために、以下の【テーマ】に関する「4択クイズ」を1問出題してください。
# テーマ
AWS S3のストレージクラス(Standard, Intelligent-Tiering, Glacierなど)
# 制約条件
- AWS SAA試験レベルの難易度にすること
- ひっかけ要素を入れること
- 私が回答するまで、正解と解説は表示しないこと(対話モード)
▼実際に出された問題:
【鬼教官からの出題】
アクセス頻度は低いが、必要な時には「ミリ秒単位」ですぐに取り出せる必要があります。また、データは重要であり、複数のAZに保存したいです。最もコスト効率が良いストレージクラスはどれ?A. S3 Standard
B. S3 Glacier Flexible Retrieval
C. S3 Standard-IA
D. S3 One Zone-IA
AIに「役割(鬼教官)」と「制約条件(回答するまで答えを見せない)」をMarkdownで定義することで、ただの検索ツールが対話型のコーチに変わります。
まとめ:プライドを捨てて、AIに甘えよう
「自分の頭で考えろ」という先輩もいます。
でも、基礎知識がない状態で考えても、時間は過ぎるだけです。
まずはAIを使って、秒速で「理解」する。
浮いた時間で、実際に環境を触って「定着」させる。
これが、リファスト流の「学習リファクタリング」です。
ぜひ、今日の勉強から使ってみてください。


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